こんにちは!実家ぐらしのれこぽんです。
『九龍ジェネリックロマンス』のアニメがスタートしました。筆者の名前は今作品の「レコぽん」こと「鯨井令子」から拝借しているだけに、アニメも見過ごすわけにはいきません!
今回はずっと楽しみに待っていた第1話の感想をまとめていきます。
※若干のネタバレを含みます。原作漫画を読んでない方はご注意ください。
昔のアニメみたいな手書き感

冒頭:首が回る旋風器、レトロな花柄ポット、スイカを食べる表情、ベランダでたばこを吸う姿、そこから上下左右に広がる雑多なアパートが映し出される。セリフはなく、絵だけで見せていくシーン。
ここだけで「おお~!ついにアニメがはじまったんだな」と実感。
絵の事は詳しくないのですが、手書き感があり、部屋の一つ一つが丁寧に描かれている印象を持ちました。まるで昔のアニメを観ているよう。(セル画ってやつ?かしら。)作品のテーマとなる「懐かしさ」をしっかり映像で表現されていました。
もっと暗い方が良かった…
ただ、個人的な好みを言えば
もっと暗くていいんだけど…
もちろん恋愛×SFミステリーなのでロマンス要素の為にはポップさも必要なのはわかります。でも舞台が九龍城砦なら、もっと陰鬱で怪しい感じがあってもいいのにな…と思いました。(鯨井の出勤時の音楽とか、ほのぼのしすぎて日常系か!?と感じるほど)
※根暗な私の好みの問題ですので、あしからず。
今後もっと暗くなること願います。

後半:工藤との食事の帰り、金魚をお土産にもらう鯨井。不気味な音楽と鮮明な映像がコントラストになるシーン
声優さんの演技:白石晴香さんの色気
鯨井令子役は白石晴香さん。工藤発役は杉田智和さんが演じています。
数々の有名キャラを演じている杉田智和さん。私はキャストが発表されてから漫画を履修し(古参ぶれない…)最初からこの声で脳内再生してたせいでしょうか。特に違和感は感じません。今回の工藤役もしっかりハマってました。
意外だったのは鯨井令子役の白石晴香さん。色気を感じさせる落ち着いた声で、本当にアシリパ(金カム)をやってた人!?と思うほど、他で演じられていた声とは全然違います。声優さんって本当にすごい。今後の鯨井Aと鯨井Bの演じ分けにも期待してます。
展開が早すぎない?
アニメ1話を見終わって最初に思ったのは
え!?もうキスシーン?
原作を読んでいたのにも関わらず、展開の早さに驚いてしまいました。たしか、もう少し流れがあってから、あのドキドキ大人のキスシーンになる気がしたんだけど。

アニメ1話で1巻進む。
あらためて漫画を確認してみると、アニメ1話で1巻終わりまで進んでいたことが分りました。
アニメでカットされた1巻のシーン
- 楊明の登場
- 鯨井が小黒の店で金魚の靴を買うシーン
- 工藤がピンク映画を観て、何かに思いを馳せるシーン
- ジェネリックテラに対し「高望みなんだよ」という工藤の発言
- 鯨井が工藤のジャケットを抱きしめるシーン
等々…
結構重要なシーンも飛ばし、1巻最後までいったな~という印象。おそらく、次回への期待感を持たせる終わり方にするため、話の順番を変えたのかな。それにしても、鯨井が工藤へ気持ちを募らせる描写が結構削られていたので、漫画を読んでいた人ほど気後れするのではないでしょうか。原作は心理描写が繊細だっただけに、少しもったいない気がします。次回以降どう補っていくか注目です。
1クール全13話で完結
先月開催された「Anime Japan 2025」にて、アニメ『九龍ジェネリックロマンス』は全13話で結末までを描き切ると発表されていました。どおりで進むスピードが早いわけだ。

現在、原作の『九龍ジェネリックロマンス』は『週刊ヤングマガジン』にて連載中。(既刊10巻)
おそらく2025年7月に公開される実写映画の前に、アニメ・漫画同時に完結するのでしょうか。13話で漫画11巻分?(最終巻含め)を描くというなら、今後もテンポ良く進むことが予想されます。
まとめ:レコぽん(鯨井令子)はアニメでも可愛かった

私は眉月じゅんさんの描く女の子が大好きです。
前作の『恋は雨上がりのように』のあきらちゃんもそうでしたが、独特の色気と凜とした佇まいがあるんですよね。なんといっても、キャラクターデザインが私のドストライクで超絶可愛い。(黒髪女子キャラに目がない)レコぽんのショートカット、泣きぼくろ、ナイスバディーなキャラデザは女の私でも憧れてしまいます。
そして、今後待ち受ける自分の存在への葛藤と工藤への一途な思い
苦悩しながらも成長していくレコぽんに、きっと皆さんも心を揺さぶられることでしょう。
ああ…レコぽんはアニメでも可愛かった!
次回も楽しみです。
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